本日は個人コーチをしている方の実地指導を行いました。
内容は
@ビデオをとりながらのシャドウイング
目的はナビゲーションのどこでタイムをロスしているかを見つけるためです。アナリシスやラップからある程度は想像できますが、アナリシスは個人の思い込みが入っているので客観性に欠ける部分があり、ラップはレッグのどこで遅くなっているかがわかりません。これらはシャドウイングで補完することができます。
A選手に私をシャドウイングしてもらう
目的はスムーズなナビゲーションとはどういうものかを見てもらうことです。
Bあらかじめプランをディスカッションしてからコースを走ってもらう。
目的はプランがしっかりしていればどれだけナビゲーションが楽になるかを体感してもらって、机上トレーニングのモチベーションを上げてもらうことです。プランの大事さがわかればレース中にプランに時間を割くようになりますし、その時間は机上トレーにングによって短縮できます。
C撤収を手伝いながら地図表現のレクチャー
これは予定していませんでしたが、撤収者スタッフが少なかったため追加しました。歩いて回るということはレースではなかなかできません。地図調査をやれば地図表現の理解は深まりますがやはり時間がかかります。表現のポイントを確認しながら回ることはアタックの現地イメージ作りに大いに役立ちます。
練習の機会はレースではできないことがたくさんできます。上達したい方はぜひレースだけなく練習の機会を持ちましょう。レースとランニングだけではオリエンテーリングのトレーニングとしては不十分です。
さて、ナショナルチームへの行事参加がなくなりましたのでこうした個人指導の時間も取れるようになりました。
内容によりますが1日2-3人までなら指導可能です(BやCならば小集団相手でも実施可能)。対象は初級者から上級者までどなたでも可能です。大学や高校のOBの方の援助で期待の後輩に指導を受ける機会のプレゼントはいかがですか。内容は指導教本(近々に改訂版公表予定)に準じていますので、自分がコーチングをしたいという方にも対応します。もちろん選手と個人コーチの方一緒でもOKです。費用についてはご相談ください。
メールでの個人コーチについては、年間単位でお受けします。申請をしていただいた方は、目標に応じてトレーニング計画の作成のお手伝いをします。またレースのルートとアナリシスを送っていただければ、随時返信いたします。登録料は年間1万円です。最大で10名程度まで受け付けます。それ以上の指導をご希望の場合はまた相談になります。人数がある程度集まれば練習会などチームイベントも考えます。


2017年02月26日
2017年02月19日
IOFカレンダー
IOFではこれまで大きな大会の日程が、早期に決まらず、悪く言えば行き当たりばったりになっていたことに対しての反省から、ある程度日程を固定しようとしています。具体的には2021年からそれを実施しようとしているようです。
去年の夏は、アジア選手権もあり、アジア選手にとって夏の日程が非常にタイトになってしまったということも考えてのことかもしれません。
主な内容としては、メインのイベントの行われる期間を6つ指定すること。(@4月、A5月後半から6月前半、B7月前半、C7月最終週(オーリンゲン)、D8月後半から9月初旬、E10月)世界的なオリエンテーリングのシーズンをタイトにして6-10月または4-8月とすること、恒常的にオーリンゲンでワールドカップが行われることC、ヨーロッパ選手権は世界選手権後に行うこと、世界選手権の日程を、オリンピックなどに影響されないように今のJWOCの期間である7月前半B(もしくは8月後半D)に移すこと。(7月前半Bに行う場合にはヨーロッパ選手権が8月後半Dに、8月後半に行われる場合にはヨーロッパ選手権は10月Eに)、南半球でWOCが行われる場合には4月@か10月Eに行うこと。世界選手権とオーリンゲンのない期間に地域選手権を行うようにすること。(ヨーロッパ選手権も地域選手権です)
これに伴って、国内選手権は指定外の日程である5月か9月を推奨しています。
日本の現状で最も影響を受けるのは、JWOCの期間がオーリンゲンの直前になることで、学生の試験期間と重なるということと、WOCが夏休みでなくなるため気軽に行けなくなる(ちゃんと周りを納得させていく必要がある)ということでしょう。まあどちらも気軽に行く大会ではないので理由にはなりませんが。4年先にこうした大会に出たいと思っている選手は頭に入れておいてください。
ちなみに世界選手権が1年ごとにフォレスト、シティになりますが、ヨーロッパ選手権はその逆のサイクルになるようです。
今いろいろな意見を募集していますので(2021年のカレンダーは6月30日までには決める必要があるとのことで、意見の締め切りは3月15日)、ご意見があれば、JOAのほうに連絡してみたらどうでしょう。 私は前回のチームオフィシャルということで意見をいってもいいよとメールをいただいていますが、今年はそういう立場ではないので、とりあえず情報提供まで。
去年の夏は、アジア選手権もあり、アジア選手にとって夏の日程が非常にタイトになってしまったということも考えてのことかもしれません。
主な内容としては、メインのイベントの行われる期間を6つ指定すること。(@4月、A5月後半から6月前半、B7月前半、C7月最終週(オーリンゲン)、D8月後半から9月初旬、E10月)世界的なオリエンテーリングのシーズンをタイトにして6-10月または4-8月とすること、恒常的にオーリンゲンでワールドカップが行われることC、ヨーロッパ選手権は世界選手権後に行うこと、世界選手権の日程を、オリンピックなどに影響されないように今のJWOCの期間である7月前半B(もしくは8月後半D)に移すこと。(7月前半Bに行う場合にはヨーロッパ選手権が8月後半Dに、8月後半に行われる場合にはヨーロッパ選手権は10月Eに)、南半球でWOCが行われる場合には4月@か10月Eに行うこと。世界選手権とオーリンゲンのない期間に地域選手権を行うようにすること。(ヨーロッパ選手権も地域選手権です)
これに伴って、国内選手権は指定外の日程である5月か9月を推奨しています。
日本の現状で最も影響を受けるのは、JWOCの期間がオーリンゲンの直前になることで、学生の試験期間と重なるということと、WOCが夏休みでなくなるため気軽に行けなくなる(ちゃんと周りを納得させていく必要がある)ということでしょう。まあどちらも気軽に行く大会ではないので理由にはなりませんが。4年先にこうした大会に出たいと思っている選手は頭に入れておいてください。
ちなみに世界選手権が1年ごとにフォレスト、シティになりますが、ヨーロッパ選手権はその逆のサイクルになるようです。
今いろいろな意見を募集していますので(2021年のカレンダーは6月30日までには決める必要があるとのことで、意見の締め切りは3月15日)、ご意見があれば、JOAのほうに連絡してみたらどうでしょう。 私は前回のチームオフィシャルということで意見をいってもいいよとメールをいただいていますが、今年はそういう立場ではないので、とりあえず情報提供まで。
早大OC大会
今日は早大OC大会に行ってきました。
のぼりがきついだけの里山なので参加を考えていませんでしたが、ニューカレドニアからのオリエンテーリングフレンドが来日していたので参加しました。結果から言えばコースはよく組まれていて、十分に楽しめました。(まあ後半は体力的に終わってしまって苦行でしたがそれは自分のせい。)
ルートについてコメント。
5−6は左の緑と紫では距離はさほど変わりはないですが、緑のほうが常に高い場所に走っていけばいいので簡単です。紫はアタックが難しい。私は緑のルートを走りましたが渡河点トラップにはまって戻ったことを考えればいいタイムでした。寺垣内選手はさらに回り込んでアタックをやさしくしていますね。
やさしいと考えられることは判断を速くします。寺垣内選手は基本的にアタックを簡単になるように走っているので動きが早くなっていると思われます。でもちょっと慎重すぎて距離が伸びているので、今の判断スピードのままでもう少しチャレンジング(距離が短くなるような)なアタックポイントが取れるともっと早くなりますね。9-10はまっすぐを選んで結果的に遅かったのですが、ピークにまっすぐ上ってピークぞいにアタックできるのでアタックは簡単です。畑に降りる際に回り込んでしまった分とフィジカルのことを考えれば悪くはなかったと思います。地形をとらえていればまっすぐ走ることは決して難しくないのでこうしたルートが選べるようになるのも必要です。

今日はスイスのジュニアのsebastian選手に、視認性が悪いのが難しかったのと聞いてみましたが、「それもそうだけどいわゆる斜面の沢がどれがどれだかわからずにそこで方向を失いがちだった」とのことでした。ジュニアの選手ですから経験が少ない分慣れていないテレインでそれなりに苦戦するということですね。後半はやはり体力的にきつかったとのことです。今夜にはスイスに向けて旅立つそうです。
のぼりがきついだけの里山なので参加を考えていませんでしたが、ニューカレドニアからのオリエンテーリングフレンドが来日していたので参加しました。結果から言えばコースはよく組まれていて、十分に楽しめました。(まあ後半は体力的に終わってしまって苦行でしたがそれは自分のせい。)
ルートについてコメント。
5−6は左の緑と紫では距離はさほど変わりはないですが、緑のほうが常に高い場所に走っていけばいいので簡単です。紫はアタックが難しい。私は緑のルートを走りましたが渡河点トラップにはまって戻ったことを考えればいいタイムでした。寺垣内選手はさらに回り込んでアタックをやさしくしていますね。
やさしいと考えられることは判断を速くします。寺垣内選手は基本的にアタックを簡単になるように走っているので動きが早くなっていると思われます。でもちょっと慎重すぎて距離が伸びているので、今の判断スピードのままでもう少しチャレンジング(距離が短くなるような)なアタックポイントが取れるともっと早くなりますね。9-10はまっすぐを選んで結果的に遅かったのですが、ピークにまっすぐ上ってピークぞいにアタックできるのでアタックは簡単です。畑に降りる際に回り込んでしまった分とフィジカルのことを考えれば悪くはなかったと思います。地形をとらえていればまっすぐ走ることは決して難しくないのでこうしたルートが選べるようになるのも必要です。

今日はスイスのジュニアのsebastian選手に、視認性が悪いのが難しかったのと聞いてみましたが、「それもそうだけどいわゆる斜面の沢がどれがどれだかわからずにそこで方向を失いがちだった」とのことでした。ジュニアの選手ですから経験が少ない分慣れていないテレインでそれなりに苦戦するということですね。後半はやはり体力的にきつかったとのことです。今夜にはスイスに向けて旅立つそうです。