のぼりがきついだけの里山なので参加を考えていませんでしたが、ニューカレドニアからのオリエンテーリングフレンドが来日していたので参加しました。結果から言えばコースはよく組まれていて、十分に楽しめました。(まあ後半は体力的に終わってしまって苦行でしたがそれは自分のせい。)
ルートについてコメント。
5−6は左の緑と紫では距離はさほど変わりはないですが、緑のほうが常に高い場所に走っていけばいいので簡単です。紫はアタックが難しい。私は緑のルートを走りましたが渡河点トラップにはまって戻ったことを考えればいいタイムでした。寺垣内選手はさらに回り込んでアタックをやさしくしていますね。
やさしいと考えられることは判断を速くします。寺垣内選手は基本的にアタックを簡単になるように走っているので動きが早くなっていると思われます。でもちょっと慎重すぎて距離が伸びているので、今の判断スピードのままでもう少しチャレンジング(距離が短くなるような)なアタックポイントが取れるともっと早くなりますね。9-10はまっすぐを選んで結果的に遅かったのですが、ピークにまっすぐ上ってピークぞいにアタックできるのでアタックは簡単です。畑に降りる際に回り込んでしまった分とフィジカルのことを考えれば悪くはなかったと思います。地形をとらえていればまっすぐ走ることは決して難しくないのでこうしたルートが選べるようになるのも必要です。

今日はスイスのジュニアのsebastian選手に、視認性が悪いのが難しかったのと聞いてみましたが、「それもそうだけどいわゆる斜面の沢がどれがどれだかわからずにそこで方向を失いがちだった」とのことでした。ジュニアの選手ですから経験が少ない分慣れていないテレインでそれなりに苦戦するということですね。後半はやはり体力的にきつかったとのことです。今夜にはスイスに向けて旅立つそうです。