2017年07月07日

全日本大会参加者増の原因は?

 ここ4年間の全日本大会の参加人数を見てみましょう。
 今回、事前エントリーの総数は200ほど増えています。
 比較のためこのうち学生のセレクションレースの人数をカットすると100人増。
クラス別の人数は以下のようになります。BCクラスが突出しています。
クラス別参加者.jpg
さらにこの状況でEAとBクラスの人数を比較するとさらにわかりやすくなります。
難度別参加者の推移.jpg
ここからEAクラスは地域による年度差はあっても、実は現状維持で、Bクラスの人数が参加人数を押し上げていることがわかります。
実はこの数152中の94人は学生です。ベテランのBクラスも増えてはいますが、多くはAクラスからの鞍替えであり、(それはそれで良いことですが)Bクラスを増やしたことが参加者増にはつながっていません。学生のうち半数はセレを行った学連からの参加です(セレクション併催の効果の可能性が高い)が、残りの半数は関東の学生ですので、今回B,Cクラスを増設した効果は50名の増ということになります。
 今回、B,Cクラスを増やした目的の一つは経験の少ない人にも参加してもらおうとしたこともう一つは競技を離れてしまった人たちを呼び戻そうとしたことでした。
 前者はある程度目的を果たしましたが、後者は効果がなかったというわけです。では年配者にはBCクラスは必要ないのでしょうか?私はそうは思いません。
 学生の参加者が増えて、社会人の参加者が増えないのは、単に周りの人に声をかけたかどうかという違いだと思います。学生クラブが後輩に声をかけてくれたおかげです。そのためにB,Cクラスが役立ったというのが本当のところで、われわれが場を提供して学生がそれにこたえてくれたということです。
 競技経験の少ない参加者の楽しみの場を用意するのは大会運営側の使命だと思いますが、その場を利用して仲間を増やしていくのは皆さんです。慣れてしまった人は忘れてしまうんですが、これからこの世界に入っていこうという参加者には、オリエンテーリングのAコースは難しすぎるんです。社会人や子供が体験だけでそれ以上進めないのはそこに問題があります。(学生クラブは自力でそういう人たちのコースを用意しますし、しっかり面倒見ますからね。)
 セレクションを併催したのは人数を集めるのには効果的だったと思います。若手のB,Cクラスを設けたことでその効果は倍増しました。また学生に全日本大会の良さを知ってもらえたという意味は大きいです。セレクションでなくても出たいと思っていただけたら幸いです。

 ただ、セレクションクラスは21Aにしてもらえれば全日本大会としても参加できたのになと思います。そうすれば全日本は全日本として出たいという選手の希望もかなえられるし、コントロールされた大会での選手選考をしたいという希望もかなえられると思いますがいかがでしょうか?来年の検討事項としていただければと思います。
まあそれでもE資格を持った人がAクラスに出ることになるというジレンマが残りますが、そのあたりはJOAと学連がもっと話し合ってうまく持っていってほしいです。
posted by べん at 17:40| Comment(0) | 知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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