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2021年01月06日

走りながらの地図読みができないという方へ

走りながら地図を読めない原因を上げてみると以下の3点になる。

1. 地図を読むタイミングが悪い
2. 地図を読む目的が明確でない
3. 地図の持ち方が悪い

 地図を読む(見る)目的には@プランをする、A今いる位置を確定する、Bナビゲーションがスムーズに進行していることを確認するということがある。それぞれについて読み方(見方)があるので、これらを分けて考える必要がある。
プランは立ち止まって行う(立ち止まる時間はさまざま)ので基本的には走りながら行う動作ではない。これが遅いのであれば机上でプラン練習を多く行い、できるだけ素早く判断できるようにすべきだ。今いる位置を確定する(リロケーション)にも止まらなければならない。もしこれに時間がかかるなら、リロケーションを行う方法をパターン化することを身に着けよう。リロケーションに時間がかかる場合はプランやナビゲーションのやりかたに問題があることが多いのでそこを修正する必要もある。したがってBの確認動作だけが走りながらの地図読み(見)ということになる。
地図読み(見)とわざわざ書いているのは走りながら行っているのは地図の一部を見て判断しているだけなので読みという言葉に違和感があるためだ。個人的には走りながらの地図読みは存在しないと考えている。走りながら行っているのは地図見だ。
そもそも走りながら地図を読むことは難しい。実は地図を見てあれこれ考えているわけではなく、アドバンスプランを実行している(次のチェックポイントは何かそこでどうするかを決める。)か、現地に出てきた特徴物を地図上で確認しているかどちらかである。前者は確実に行うが、後者は数を打っているだけでいちいち反応しているわけではない。確認できると安心するし、確認できなくても情報に重要性がなければ無視する(見てるだけ)。地図と重要な違いがあったときのみ反応する(地図読みに入る)のである。ここで大事なのは地図を見たときにすぐに自分の進行方向の情報が目に入るようにすることである。サムリーディングの目的は現在位置を把握することではなく、地図を見たときに必要な場所をすぐにみられるようにするためなのだ。常に進行方向が前方になるように地図を持っていて正置できていることも必要なので、効率的にうまくなりたいなら地図の持ち替え練習はかならずやるべきだ。
 練習として地図読み走を行っている選手もいるが、やり方には注意が必要だ。地図の持ち替え、机上のプラン練習を行った上で実施したい。
やり方としては止まってレッグのプランを読みきり(この時間はできるだけ短くする。机上ではルートを検討する練習を行い、地図読み走では早く決定する練習をする。)、すぐレーススピードにあげ、走りながら地図を見て次のチェックポイントとそこでの動作を決めるという手続きを練習するのだ。現地から地図に落とすという作業は不可能なのでアドバンスプランの間に地図のその部分を空見する(頻回にマップコンタクトする練習)という動作を入れてもいい。地図は瞬間的に見てすぐに目を離すことを心掛ける。レース中に地図を見る回数は多いが見ている時間は非常に少ないことを意識しよう。レースの中では両手で減速し地図を把持しながら進む場面もあるが、ほとんどはコントロールアタックで行われる動作であり、現地との照合が必須なのでエア練習にはそぐわない。

レースやテレインでの練習で注意することしてはチェックポイントで立ち止まらないようにすることだ。言い換えればチェックポイントでは地図を読むな(見るな)ということである。チェックポイントはプランを区切る点であって、ナビゲーションを切る場所ではない。  
例えば現在のアドバンスプランが《道に出てその道を右手に進む》ということであれば道にでて右に曲がってから次のアドバンスプランニングを行う(地図を見る)癖をつけよう。立ち止まる癖がついてしまうとアドバンスプランニングや地図の持ち替え動作がいつまでたっても上達しない。チェックポイントについたら直ちに次の動作(アドバンスプランニングしたもの)を行い、同時に地図を持ち替える。そして親指の先の地図を読み次のアドバンスプランを行う。こうした手続きを繰り返すと良い。
posted by べん at 14:12| Comment(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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