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2017年07月15日

全日本大会プログラム案(こんなんどうでしょう)

 現在世界大会が各地で行われていますが、ロング競技は日本の大会のものと比べる特にフィジカル面で日本の競技会とは大きく異なってしまっています。

 今回全日本のコースを作ってみて、ロング選手権と全日本大会の同時開催では世界につながるような距離のコースの提供は非常に難しいと思いました。かといって別にテレインを用意するのはリソースの問題から現実的ではないので、土曜日に選手権を開き、同じテレインで日曜日に全日本大会を行うという案を考えてみました。6月開催であれば、日は長いので、土曜日は午後開始でも開催可能です。これならば他のクラスの回し方を気にせずにエリートコースを組むことができますし、安全性も確保できます。
 難点は全日本大会の地図が前日に公開されてしまうという点です。こうしたことに慣れていない日本では抵抗があるかもしれません。しかし、世界選手権の併設などではよくあることですし、公開方法を工夫すれば公正さは維持できると思われます。参加者にとってはトップ選手の応援もでき、表彰式もバタバタせずに行えるというメリットもあります。フォーラムも同じ場所で行えば参加しやすくなるかもしれません。
日曜日はエリート選手は一般参加者との交流に積極的に参加してもらいたいですし、それがサポートにもつながるでしょう。
 まあ来年これでやるのは難しいかもしれませんが、今後の開催方法の1案といてJOAでも検討してもらえるといいなと思います。

全日本大会スケジュール案
○月○日(土曜日)
12:00〜17:00 全日本ロング選手権大会(M21E、W21E、M20E、W20E)
12:00〜17:00 観戦イベント(所属クラブによる応援合戦等)
12:00〜15:00 O-Forum
12:00〜15:00 トレーニングコース
17:00 フラワーセレモニー
○月○日(日曜日)
9:00〜14:00 全日本オリエンテーリング大会
13:00〜全日本ロング選手権大会表彰式及びロング入賞者インタビュー
14:00〜全日本大会表彰式
posted by べん at 17:55| Comment(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

地図作成者および仕事依頼者に望むこと

地図を作成したことのある方に質問します。
原図の縮尺はいくつでしたか?

 地図作成に関しては、10000の地図でも15000で作図し、それを10000に拡大印刷することが基本です。10000の地図を作成して15000にしてはいけないのです。
 倍縮尺での調査ということであれば、7500で調査するのが適正です。

 日本人の特性なのでしょうが日本の地図は細かすぎです。もともと細かい国民性の日本人が5000原図で調査しては競技者が地図を読みにくくなるのは当たり前です。
 記号には最少寸法があるのですが、ほとんどの地図でこれが守られていません。あまつさえルールにない記号を使用したり、記号を小さくしたりしてより詳細に表現しようとする人もいます。補助コンタはできるだけ使わないのがプロの仕事です。

細かく調査することで起きる不都合はたくさんあります。
@調査コストが上がる。
A調査期間が長くなる。
B地形があるところだけ細かく調査されて、全体の均一性が損なわれる。
C地図が判読しにくくなる。
Dエリートが速くならない。

Dはエエッて思うかもしれませんが、日本の地図(それも良いといわれている地図)で走っていると細かい特徴物でも地図に書かれていると思ってしまうため、海外でレースをする際に余計な地形に引っかかってミスをする。もしくは余計なところで地形を拾おうとするので走行速度が遅くなるなんて影響が出てきます。

というわけで、地図作成の仕事を頼む際には依頼側も完璧な地図の作成を求めるのではなく、地図が全体として均一であること、範囲全体を網羅していること、最少寸法を守っていること、そして納期を守ること(これ大事)を優先して依頼されると良いかなと思います。
最少寸法で入りきらない小さな崖が入っていないとか、小さな藪がかいてないとかのつっこみは避けていただきたいなあと思います。
posted by べん at 18:23| Comment(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

全日本優勝設定時間の分析

全日本大会の優勝設定時間が適正かどうかについて分析を行いました。
 結論としては、テレイン特性、季節の影響の読み違えのため全般的に優勝タイムが短かったということはあったものの全般的にはバランスの良い優勝タイムとなったと思います。

 テレイン特性値は試走タイムにより設定しました。基本とした2名の試走者のタイム比は適度でしたのでこれを基本線として検討しました。想定していたテレイン北部は諸般の事情でキャンセルとなりましたので、南部(今回のテレイン)のみのタイムを採用し、ミスと思われるタイムを抜いたうえでキロタイムを算出しました。試走当日は雨であり、また試走ということでモチベーションも違った中でのものでしたが、当日も悪天候になる可能性があるためモチベーション分のみ10%増しとしてキロタイムを決定しました。
 これまでのこのエリアでのキロタイムと比較するとかなり遅いタイム設定となりましたが、多人数の参加を考え、安全な方を選択しました。エリートだけ伸ばすという方法もありましたが、エリアが狭くなってしまったため、全クラスにおいて出入りコントロールをなくすという公正性の確保とレッグの質の維持を考えると長いクラスをさらに長くするということは現実的に不可能でした。
 距離はWMOCの速度比を基本として作成したエクセルシートにより決定しましたが、これもまた安全性を考慮して設定タイムをオーバーしないように全体を調整しました。

 大会の結果から男子は35-45の層はややタイムが遅くなりがちなもののほぼWMOCの基準で良いということがわかりました。女子に関しては、層が薄いこともあってWMOCの基準からはかなり遅く、適正なテレイン特性値にするとさらに遅くなることがわかりました。

 以上を踏まえて、同一のクラス分けを採用することを前提に次回に向けて比率の改定案を作成しました(表の赤字の部分)。
 男子のベテラン・若手の設定は基本そのまま、女子に関してはWMOCの基準を生かし、ベテランを2段階ずらして遅くしました。もともと、女子に関しては、登りや、藪が増えると男子との差が広がるといわれていますので、藪とのぼりが多い日本のテレインでは妥当な配慮かもしれません。
 エリートに関しても比率を見直しましたが、他のクラスとは分けて検討する(試走結果にかかわらずエリートなら当然走ってほしい速度によりコースを組む)ことも一つの案です。今回のようにコースを適切にコントロールすれば、それも可能であると考えられます。

 優勝設定タイムと速度比率をかけて、距離を計算し、同一距離となるコースを統合したものが3つ目の表になります。
 4つ目は縮尺です。今回は70歳以上で縮尺変更を行いましたが、男女同一コースがあるためコース以上に印刷版が増え、運営の負担となりました。男女で縮尺変更年齢が変わってしまいますが、次回はコース別の縮尺として運営負担を減らす方向が良いと思われます。
全日本仮想ウイニング検討2.pdf
posted by べん at 21:31| Comment(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする