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2020年07月29日

オリエンティアは未来を走る?

熟達オリエンティアは未来を走るって話。
いまいちピンとこない人は多いと思います。実際には未来と現在を同時に処理しているということを同一人格で説明するのは難しいとので、いっそ人格を分けちゃえばわかりやすいんじゃないかと思いつきました。するとプランニングとナビゲーションを説明するのにも便利だと気が付いたので書いてみることにしました。
 この2つの人格。例えていうとベンチャーの社長とその秘書、または推理小説に出てくくる天才探偵とその助手(もしくは刑事)になります。ミステリー好きの私としては後者で説明させていただき、この人格をアケチさんとコバヤシ君とよびます。
 アケチさんは、未来を予測し、きっとこうなるからこうしろとコバヤシ君に指示をします。時には自分でぐいぐい進んでコバヤシ君を困らせます。指示しただけであとはのんびりカフェでお茶を飲んでいるかもしれません。コバヤシ君はアケチさんの指示を確認しながら汗をかいて証拠を集め、事件の真相に迫っていきます。ときにはうまくいかなくてアケチさんの指示を仰いだり、何気ない一言でアケチさんに気づきを与えたりします。アケチさんが名探偵なら、指示はほぼばっちりだし、コバヤシ君は着実に事件を解決していきます(コントロールがどんどん現れる)が、そうでなければ捜査が行き詰まったり(巡航速度が落ちたり)、容疑者を間違えて追ったりします(ツボる)。有能なコバヤシ君は、身を粉にして働きますし、アケチさんの指示を自分なりに解釈し、細かいことでアケチさんの指示を仰いだりしません。でもアケチさんの指示と大きくことなりそうなときは速やかに報告をします。
 アケチさんの指示はあまり具体的ではいけません。コバヤシ君を信用してある程度自由度を設けてあります。そうしないと捜査は簡単に行き詰まり、毎回アケチさんの指示を仰ぐことにもなりかねません。

 もうちょっとオリエンテーリングに寄り添って書きますね。
 アケチさんはプランニングを行います。次のコントロールまでのプランを立てることはもちろんですが、コバヤシ君からチェックポイントの確認(到達ではない)の報告があれば、即座に次のチェックポイントで行うべきことを考え指示します(アドバンスプランニング=先読み)。リロケート時の方針を立てることも彼の仕事です。主に地図の情報からの判断を担っています。プランは非常にシンプルかつ明快です(シンプリファイ)。そうでないとコバヤシ君の動きを大きく制限してしまします。コバヤシ君から現場の状況に大きな齟齬がある報告が上がったときには方針の変更を指示するでしょう。(リロケート)
 コバヤシ君はアケチさんの指示を忠実に素早く実行し、アケチさんの指示通りに進んでいるかの確認をします。主に現地から地図に落とす作業を担当します。アケチさんの指示にないことが生じたときは現場で瞬時に確認(見えたものを地図で確認)、もしくは些細な事で瞬時に判断不能ならば無視をして継続します。大きな問題を発見したら捜査を中止し(立ち止まる)、アケチさんの判断を待ち、新たな指示に従います。
彼は考えるという動作を行いません。彼の美徳は現場での判断の速さと情報の取捨選択能力です。速く実行するにはフィジカルも強くなければいけませんし、判断の基準となる行動もしっかりルーチン化されている必要があります。(地図の持ち替えとか、サムリーディングとか、歩測の自動化とかがこれにあたる)
 実際の競技中は、アケチさんの影をコバヤシ君が追いかけていくことになります。アケチさんはコバヤシ君が走り続けられるよう、的確に指示を送り続ける必要があります。指示が遅れれば、アケチさんとコバヤシ君の距離は詰まり、走行速度が落ちます。指示が細かければコバヤシ君は確認動作に時間がかかり、やはり走行速度が落ちます。コバヤシ君はアケチさんの指示がこなせる範囲で最大に速度を上げられるようトレーニングする必要があります。難しい場所ではアケチさんとコバヤシ君の距離は狭まり、簡単な場所では離れるでしょう。オリエンテーリングにおけるゾーン状態は、アケチさんとコバヤシ君の距離が常に一定の範囲にいるということです。
 巡航速度が速く、ミスの少ないオリエンティアはこの2つの人格が行うことを無意識に分けていると考えられます。アケチさんが活動している状況でナビゲーションを行えば速く走れないかナビゲーションに集中できずにミスをすることになります。コバヤシ君がちゃんと活動しているときにアケチ君が口をはさめばコバヤシ君を不安にさせ、その判断を誤らせます。
 なかなかミスが減らない、巡航速度が上がらない方は同時に働かせないことを意識してみるのはいかがでしょうか?また自分のなかのアケチさんとコバヤシ君の熟練度の違いが分かればトレーニングのプランもかわってくるかと思います。
posted by べん at 19:24| Comment(0) | 知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月20日

昔の講習会の資料ですが

コーチ制度の講習資料を作ってます。その中で掘り出した昔青森で行った講習会の資料ですが、いまでもそんなに間違ってないし、それなりにまとまってますのでご利用ください。テレインに出れない分トレーニングにご活用ください。
競技オリエンテーリングの目指すもの2.pdf

2019年11月27日

韓国遠征

忘れないうちに、韓国でのWREのレポートをしておきます。
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写真は以下のページから見られます。
https://en.orienteering.co.kr/
今回は韓国で初めてのWREでした。
私にとっても初めての韓国。というか日本以外のアジアでの初めての大会参加になりました。(香港には2回行っていますが、いずれも講習会だけて帰ってます。)
海外に行くというのは実は心理的、金銭的に負担感が強く、これまではいわゆる世界大会(およびそのトレーニング)または地形的に楽しめるヨーロッパで1週間以上の長期遠征ばかりでした。
競うことや情報の収集という目的でなくて、単に面白そうということで出かけたのは初めてかもしれません。
参加者は100人くらい。もともと韓国のオリエンテーリング人口は日本と比べてもはるかに少ない中で運営も行っているのですから、これでも大きな大会になるのでしょう。参加者もバスの案内など運営を手伝っていたし、参加者も運営者も一体感があってとてもアットホームな感じでした。若者たちにとっては今年のASJYOCに参加した経験が生きているのかもしれません。
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クラブとしてはどうやら初めての大会運営らしく、Y女子が全パ
ートに声をかけながらのバタバタ運営でしたが、(初日のスプリントはスタート役員の配置を忘れていて、スタート時間にいっても誰も役員がいない状態でした。)それでも夜のイベントを含めて3イベントをこなしたんですから大したものです。来年のアジア選手権の準備としてとても良い経験になったと思います。
地図やWREのコースなど競技の質は、とても素晴らしいとは言えないまでも十分に楽しめるレベルでした。地図の細部の違和感はあっても、全体の基準が同じで、大まかな地形はあっていたので、序盤でマッピングの傾向に十分対応できましたし、コース自体も無理して組んでいないので、不公正さも感じませんでした。
 私は土曜日の2時の飛行機で羽田を出て、仁川に5時につき、8時半に大会バスが迎えに来て3時間半ほどかけて会場へ移動しました。寒いと脅かされていたものの初日はいい天気で、ちょっと走ると汗ばむほどでした。IMG_3151.jpg

参加賞はアームバンド。会場には食べ物を買う場所はないということでしたので事前に食べ物を購入していきましたが、蒸しパンのようなものをいただきました。大きなおにぎりのようなサイズですが、これが結構重くておなか一杯になりました。
 4時頃にはバスで宿舎へ移動、ゲストハウスのようなホテルでしたが、床暖房が最高でしたね。ホテルは観光地にあり、ちょうど紅葉の時期でもあったので少し散策したあと、夕食はプルコギ定食をいただきました。事前になにも調べてなかったので、プルコギが出てくる前に大量の小皿でテーブルが埋め尽くされてびっくり。
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チヂミまで頼んでしまったのでもうおなか一杯。
8時から宿舎のそばでナイトスコアがありました。私は歩いて参加。1時間の制限時間でしたが7割程度は回れました。チェックカードに縦のラインを作ると1回くじが引け、当たった道具を使って棗のつかみ取りができました。初心者も一緒に楽しめる(街中で安心感があり、夜にやることでちょっと冒険心もそそられる。しかも遅くても賞品がたくさんもらえる可能性がある。)イベントでとても楽しかったです。
IMG_3153.jpgIMG_3121.JPGIMG_3124.JPG_DSF1613.jpg
2日目はミドル。雨が降ったため前日とは全く異なり、非常に寒い中でのレースとなりました。
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帰りのバスではT君が飛行機に間に合わないと訴えたところ、運転手さんが急いでくれ、さらに予定外に別ターミナルまで送ってもらえるなど色々気を使っていただき大変助かりました。
 終電になんとか間に合い、帰宅。1泊2日とは思えないほど楽しみました。

 韓国との関係はいろいろ難しい部分もありますが、皆さんすごく優しく、非常に親近感を感じました。国の関係と民間は別といわれているのがわかったような気がします。旅行のリピータが多いことも。(仁川国際空港の免税店のお姉さまのゴリゴリ来る感じだけはちょっと。日本語なので逃げられないのよね。)

これまで海外遠征とは遠くに行くもの、長くいくものという思い込みが強く、短いからこそ楽しめるという事を知ることができたのは良かったです。
参加費は1泊往復バス付、参加費込みで1万2千円ほど。安い飛行機をつかえば国内の遠距離遠征と変わりません。これで異文化体験ができるのだから大変お得です。

来年のGWには韓国でアジア選手権が予定されています。皆様も参加を考えてみてはいかがでしょうか?

私はGWの休みが飛び石になりそうで行くのは難しそうですが、今回ちょっと味を占めてしまったので年末のチェンマイに行くことにしました。

https://orien.asia/thailand2019/

posted by べん at 18:41| Comment(0) | 知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする