2017年06月23日

全日本優勝設定時間の分析

全日本大会の優勝設定時間が適正かどうかについて分析を行いました。
 結論としては、テレイン特性、季節の影響の読み違えのため全般的に優勝タイムが短かったということはあったものの全般的にはバランスの良い優勝タイムとなったと思います。

 テレイン特性値は試走タイムにより設定しました。基本とした2名の試走者のタイム比は適度でしたのでこれを基本線として検討しました。想定していたテレイン北部は諸般の事情でキャンセルとなりましたので、南部(今回のテレイン)のみのタイムを採用し、ミスと思われるタイムを抜いたうえでキロタイムを算出しました。試走当日は雨であり、また試走ということでモチベーションも違った中でのものでしたが、当日も悪天候になる可能性があるためモチベーション分のみ10%増しとしてキロタイムを決定しました。
 これまでのこのエリアでのキロタイムと比較するとかなり遅いタイム設定となりましたが、多人数の参加を考え、安全な方を選択しました。エリートだけ伸ばすという方法もありましたが、エリアが狭くなってしまったため、全クラスにおいて出入りコントロールをなくすという公正性の確保とレッグの質の維持を考えると長いクラスをさらに長くするということは現実的に不可能でした。
 距離はWMOCの速度比を基本として作成したエクセルシートにより決定しましたが、これもまた安全性を考慮して設定タイムをオーバーしないように全体を調整しました。

 大会の結果から男子は35-45の層はややタイムが遅くなりがちなもののほぼWMOCの基準で良いということがわかりました。女子に関しては、層が薄いこともあってWMOCの基準からはかなり遅く、適正なテレイン特性値にするとさらに遅くなることがわかりました。

 以上を踏まえて、同一のクラス分けを採用することを前提に次回に向けて比率の改定案を作成しました(表の赤字の部分)。
 男子のベテラン・若手の設定は基本そのまま、女子に関してはWMOCの基準を生かし、ベテランを2段階ずらして遅くしました。もともと、女子に関しては、登りや、藪が増えると男子との差が広がるといわれていますので、藪とのぼりが多い日本のテレインでは妥当な配慮かもしれません。
 エリートに関しても比率を見直しましたが、他のクラスとは分けて検討する(試走結果にかかわらずエリートなら当然走ってほしい速度によりコースを組む)ことも一つの案です。今回のようにコースを適切にコントロールすれば、それも可能であると考えられます。

 優勝設定タイムと速度比率をかけて、距離を計算し、同一距離となるコースを統合したものが3つ目の表になります。
 4つ目は縮尺です。今回は70歳以上で縮尺変更を行いましたが、男女同一コースがあるためコース以上に印刷版が増え、運営の負担となりました。男女で縮尺変更年齢が変わってしまいますが、次回はコース別の縮尺として運営負担を減らす方向が良いと思われます。
全日本仮想ウイニング検討2.pdf
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2017年05月21日

コースセッティング3

 先週全日本大会の第1回の試走会を実施しました。事前にほとんどのコースを組み、まわし方を確認したうえで、主要レッグを含む試走コースを作成、参加者に走ってもらいました。
今回の目的は主要なルート上に大きな問題がないかの確認と、ウイニングタイムの予想でした。
 通常の矢板でのキロタイムを想定してコースを組んでいましたが、試走では予想外の走行タイムとなり、大幅な距離の変更を余儀なくされました。使用エリアや基本的なまわし方は生かすので、まったく初めからというわけではないですが、それでも作業量は多いです。
 昨日、本日とまる2日かけてざっとコースの作成を行いました。
 基本のキロタイムを決定し、技術レベルと優勝設定時間が合うように作成していきます。 
 まずCクラスを作成します。技術に合わないコントロールの使用を避けるため、A,B,Cのコースのコントロールの番号を明確に区別しておきます。こうしておくと後でコースを調整するときに間違ったコントロールを使わずに済みます。Cクラスはほぼ道などの線状特徴物(ハンドレイル)や面状特徴物でルートがつながるようにします。
 次にBクラスを作成します。Bクラスは、尾根線、谷線をハンドレイルとして加えてほとんどのルートがつながるように組みます。ハンドレイルなしでつなぐときには、大きくてわかりやすいものに向けて進めるようにします。
 次にEAクラスを35歳以下の長いクラス、40-65までの中間のクラス、70以上の短いクラスに分けて検討します。走行速度の比率を使って、各クラスの直線距離を設定しそれに合わせた距離のコースを作成します。
コントロールは重複して使いますが、出入りを避けるため、コントロールからの脱出方向が侵入方向と一致しないように注意します。

 すべてのコースが作成されたら、1コースごとにルート距離とのぼりを計算します。のぼりは複数のルート選択がある場合は直線に近いものを使います。のぼりを距離に換算してルート距離に加え、平地換算距離を算出します。平地換算距離により優勝時間を算出し、優勝設定時間との差を検討してコースを修正します。

 基本線はこれで完成です。後は、エントリー数を見ながら、コントロールの割り振りを再度検討することになります。
 今週末に、コントロール位置にテーピングを行い、その後にコントロール周辺の地図調整になります。


posted by べん at 21:52| Comment(0) | 知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

ベテランクラス

 今日は前記事の目的はほぼ達成したんですが、頭を抱えているのは年配者のクラス。小学生のクラスの技術面によるリスクの軽減はエリアを分けることやその他の工夫の目処がついたものの年配者のクラスで難度を維持しつつ、体力的な負担を避けると言う課題はかなりの難題です。
  斜面の登り下りを抑えてなおかつ技術レベルを維持するにはどうしたら良いか、実際に現地で確認しながらの作業になります。
  日本のように起伏のあるテレインではもっともコースセットが最も難しいクラスでしょう。
  

posted by べん at 15:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする