マスターズはフィンランドだったので、海外テレインでの自信の差もあるだろうな(
私的にはやっと北欧での走り方をマスターしてきたところだったので)ということで落ち着いたが、先週筑波の練習会で同じコースを走ったので改めてタイム差の原因を探っておきたい。
タイム差の原因は、基本的には走力差(不整地の走り方を含めて)、技術差、心理差(経験値に裏付けされた自信)があり、技術的にはここ数年でかなり近づいてきたと思われる。
今回は国内ということもあり、3番目もあまり影響しないと考えていたが、ふたを開けてみると私が明らかなミスを1分していることを除いても巡航で1分差がついている。ルート差がつかないミドル以下のレッグで1分あたり明らかに3秒くらい遅い。
若い時も走力差はそれなりにあったので、走力差だろうなと思っていて、本人に確認したところ、同等かむしろ遅いくらいだよと言われてしまった。(私は今月初めに3000m12:48、村越さんは昨年の12分間走で2800mだったとのこと)。まあ村越さんは山をやっているので私よりは持久力や筋力があるだろうが、今回みたいなテレインと距離だとあまり差はでないかな。
じゃあどこを詰めればいいんだってことだよね。明確なミスはほぼないとのことだったし、今回は走りにくい場所もあまりなかったから細かな障害物よけもあまりなさそう。
残念なことに村越さんはGPSをとってない(どうやらスマホも持たない)ので細かなライン比較ができない。私もログがちゃんと取れてないので人の事は言えないのだが、取れているところを見つつレースを振り返ってみると、無駄に特徴物によってしまって走る距離が増えている気がする。もともと特徴物上を走るナビゲーションをしていたのをパイロッティングの考えを入れることで、特徴物と距離をとって間を走るように変えてきたのだが頭が疲れてきたり不安になったりするとコンタのラインに寄って行ってしまう癖があるようだ。考えてみると1分のミスの原因もそこにある。まだまだ方向への信頼性が低くて心理差をうめきれてないというところか。

まあ次は勝つためにそのあたりをブラッシュアップしていくことにしよう。マスターズはクラスがかわってしまったけれど。
以下はセンセイの手書きルートとコメント
+が打ってあるところはミスではないが、もたつき、++は多めのもたつき、です。
1:雨でアップが十分できなかったので多少ゆっくり。ラップ解析にも現れている。直進がうまく当たったので、それはその後の自信(思い切り進み、コントロールそばの大きな特徴でもたつかずにアプローチ)につながる。
3:一瞬ルートチョイスを考えるが、なるべくまっすぐがよいだろうと選択。台地を横切るところで、1本目の沢はどこにいてもよく、2本目の南向きの沢に入れば考えたが、実際には1本目の沢で多少もたつく。アタックはちょっと怖かったが、みぞが捉えられたし、3に向かう尾根がちゃんと捉えられればよいと考え、少しだけ尾根に乗るところでスピードを落としたがスムース。
4:1本目のオープンが全く分からず、歩測も思ったより遠く不安になり、スピード低下・
5:澤の上流部がわかりづくらスピード低下。もっと引き付けてから左に入れば、3秒くらいは押さえられたかも。
6:1本目の尾根下りで少しふらついて沢を切る度にスピード低下。地形を見て触れすぎた。レッグ線にそってすすみ、3本目の沢の分岐を左手に見ればスムースかつスピーディーにいけた。