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2021年01月06日

等高線メインのプラン(キューブプラン)と等高線サブのプラン(フリッププラン)

※キューブプランとフリッププランは造語です。どこかから引いてきたものではありませんのであしからず。

ナビゲーションを行っているとき、目の前の景色は刻々と入れ替わっていきます。でも頭の中のイメージはどうでしょうか?
最近ナビゲーションの画像をよく見かけますが、地形情報で走っている場合の画面で物足りなさを感じます。画像は事実なので実際そのとおりみえているのでしょうが、自分が走っている時に見ているものとは全く違うものです。実際ナビゲーションを行っている際のイメージでは今見えていない先の尾根が見えている場合もあるし画角も適宜変化してます。3次元キューブの中に自分がいるというような4次元のイメージ画像ができていて、その中にカメラの画面がはまっている感じでしょうか?   
一方で等高線以外の特徴物を使ったナビゲーションやスプリント画像ではあまり違和感がありません。実際のナビゲーションの時も画角はほぼ一定で、画面を切り替えて進んでいるからです。
そこで等高線主体のナビゲーションと等高線サブのナビゲーションは全くの別物として考えてみました。
等高線の情報はイメージなので、選手が頭に浮かべる画面(次のコントロールまでの立体情報を持ったキューブのようなもの)は一つです。コンパスと併用しながらその場その場で角度を変えてみたり、画面のサイズを変えたりして進みます。例えば尾根をつないだりコンタリングを行うような場面でもこのキューブを傾けたりイメージする範囲を広げたりして対応します。一塊の情報を加工して使っていきます。一方で様々な線状特徴物をつなぐというプランの場合情報はその特徴物に特化して平面的になります。フリップ芸のフリップのようなもの(紙芝居といいたいですが若い方にはピンとこなさそうなので)と考えてよいと思います。それらを乗り換えるたびに画面の方向を変えなければならず、画面情報を入れ替えるので情報処理が煩雑になります。今の道を走っている限り、次の道のイメージすることは難しくなります。
図1.jpg
図3.jpg図4.jpg

どちらの方式もできないと困るのですが、どちらも可能である場合には等高線メインのナビゲーションを選択すべきでしょう。地図の持ち替えも少なく切り替え動作も限定的になるので走りながらのナビゲーションが格段に容易になります。
 ロングレッグでは一般的にはこのイメージキューブとフリップをいくつか組み込んでいくことなるでしょう。

オリエンテーリングを早く上達させたいのであれば見通しの良いテレインで地形を使ったナビゲーションをやらせてしまうのが良いと思います。道をつかっても慣れるまではミスをするのですから、さっさと効率の良いやり方を覚えてしまうべきです。北欧のテレインは見通しがきき、地形以外の線状特徴物が乏しいため、情報を立体キューブ化して画面を切り替えず進むというナビゲーションを早くに身につけやすいんだと思います。
情報をキューブ化して空間を走る練習は公園でできますね。公園でそれを練習し、見通しの良いフォレストで地形を使って練習し、見通しの悪い森へと進むのが上達の早道だと思います。この順でやっておくと道をたどる際にも道を走るという平面的な情報に等高線情報を加えて細長いキューブを作成することでフリップナビゲーションも上達しやすくなります。
posted by べん at 16:53| Comment(0) | 知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

走りながらの地図読みができないという方へ

走りながら地図を読めない原因を上げてみると以下の3点になる。

1. 地図を読むタイミングが悪い
2. 地図を読む目的が明確でない
3. 地図の持ち方が悪い

 地図を読む(見る)目的には@プランをする、A今いる位置を確定する、Bナビゲーションがスムーズに進行していることを確認するということがある。それぞれについて読み方(見方)があるので、これらを分けて考える必要がある。
プランは立ち止まって行う(立ち止まる時間はさまざま)ので基本的には走りながら行う動作ではない。これが遅いのであれば机上でプラン練習を多く行い、できるだけ素早く判断できるようにすべきだ。今いる位置を確定する(リロケーション)にも止まらなければならない。もしこれに時間がかかるなら、リロケーションを行う方法をパターン化することを身に着けよう。リロケーションに時間がかかる場合はプランやナビゲーションのやりかたに問題があることが多いのでそこを修正する必要もある。したがってBの確認動作だけが走りながらの地図読み(見)ということになる。
地図読み(見)とわざわざ書いているのは走りながら行っているのは地図の一部を見て判断しているだけなので読みという言葉に違和感があるためだ。個人的には走りながらの地図読みは存在しないと考えている。走りながら行っているのは地図見だ。
そもそも走りながら地図を読むことは難しい。実は地図を見てあれこれ考えているわけではなく、アドバンスプランを実行している(次のチェックポイントは何かそこでどうするかを決める。)か、現地に出てきた特徴物を地図上で確認しているかどちらかである。前者は確実に行うが、後者は数を打っているだけでいちいち反応しているわけではない。確認できると安心するし、確認できなくても情報に重要性がなければ無視する(見てるだけ)。地図と重要な違いがあったときのみ反応する(地図読みに入る)のである。ここで大事なのは地図を見たときにすぐに自分の進行方向の情報が目に入るようにすることである。サムリーディングの目的は現在位置を把握することではなく、地図を見たときに必要な場所をすぐにみられるようにするためなのだ。常に進行方向が前方になるように地図を持っていて正置できていることも必要なので、効率的にうまくなりたいなら地図の持ち替え練習はかならずやるべきだ。
 練習として地図読み走を行っている選手もいるが、やり方には注意が必要だ。地図の持ち替え、机上のプラン練習を行った上で実施したい。
やり方としては止まってレッグのプランを読みきり(この時間はできるだけ短くする。机上ではルートを検討する練習を行い、地図読み走では早く決定する練習をする。)、すぐレーススピードにあげ、走りながら地図を見て次のチェックポイントとそこでの動作を決めるという手続きを練習するのだ。現地から地図に落とすという作業は不可能なのでアドバンスプランの間に地図のその部分を空見する(頻回にマップコンタクトする練習)という動作を入れてもいい。地図は瞬間的に見てすぐに目を離すことを心掛ける。レース中に地図を見る回数は多いが見ている時間は非常に少ないことを意識しよう。レースの中では両手で減速し地図を把持しながら進む場面もあるが、ほとんどはコントロールアタックで行われる動作であり、現地との照合が必須なのでエア練習にはそぐわない。

レースやテレインでの練習で注意することしてはチェックポイントで立ち止まらないようにすることだ。言い換えればチェックポイントでは地図を読むな(見るな)ということである。チェックポイントはプランを区切る点であって、ナビゲーションを切る場所ではない。  
例えば現在のアドバンスプランが《道に出てその道を右手に進む》ということであれば道にでて右に曲がってから次のアドバンスプランニングを行う(地図を見る)癖をつけよう。立ち止まる癖がついてしまうとアドバンスプランニングや地図の持ち替え動作がいつまでたっても上達しない。チェックポイントについたら直ちに次の動作(アドバンスプランニングしたもの)を行い、同時に地図を持ち替える。そして親指の先の地図を読み次のアドバンスプランを行う。こうした手続きを繰り返すと良い。
posted by べん at 14:12| Comment(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月23日

全日本ミドルの調査依頼・提訴の流れについて

しばらくぶりの更新です。
最近はあまり新しい情報もがいれていないし、このブログを書くことが意味があるのかというモチベーションの低下もあるので更新してませんでした。
 さて今回は全日本ミドルの調査依頼からのやりとりについてコメントします。(開示された情報に基づくコメントです。以下に書いたことも実際には行われていたかもしれません。もしやっていなければこうしたほうがいいという話でとらえてください)
この正当な流れについては2018/12/25の記事で述べていますのでまずこちらをご参照ください。
 またこの流れはEA講習会においても研修されていないし、大会によって対応がまちまちであるため、大会関係者を責めるつもりはありません。ただ何度も提訴でもめているのでるこの流れはJOAでガイドラインを作る必要があります。とくに前記事でも述べたように調査依頼という名前は誤解を生むのでcomplaintは要請とでも表現を変えるべきです。
1.申請の準備
 申請用紙は準備しておくのが望ましいです。書く項目が明示されていれば、調べてほしいと言っているだけでどうしてほしいか書いてなかったから回答しないということはなくなります。最低限、申請者の要望、その理由、申請者への連絡方法(携帯番号)は記載されるべきです。
2.申請者と運営者、EAとのコミュニケーション
 complaintにおいてEAの助言や該当者とのコミュニケーションはなんら禁止されていません。申請者の納得が重要ですから、不明な点があれば積極的にコミュニケーションは取るべきです。その回答が他の競技者に影響する可能性があるので要請内容と回答の公開は必要です。
3.裁定委員会の開催にあたっての準備
 運営者は、裁定委員会にかけるにあたって、競技規則・資料の準備をしなければなりません。今回のような事案であれば、地図、現地ユニットの写真、ラップタイムデータなどです。必要に応じて対象者の聞き取りもできますので、対象者にすぐ連絡できるようにしておくことも必要です。今回の内容であれば、地図の記載間違いは明らかであるためラップデータから当該レッグでのタイムの異常や、人の集散も明確にわかるので競技規則にのっとって不成立という判断は即座にだせたものと思われます。もちろん裁定委員の判断が最終的なので、これらの情報提供を受けたうえでの判断であれば受け入れるなければなりません。

 いずれにしろ調査依頼からの流れは必ずあると思って準備し、話が進めやすいように段取りしておくべきです。ミスはないほうがいいですが、完全に防止はできるものではありません。そのミスを当事者が納得できるように収めるのが調査依頼からの流れです。物事がうまく進まなければ不利益を受ける人は必ず出るので完全になかったことにはできませんが、それを規則と公正さという皆が納得せざる負えない視点で解決していくプロセスなので、運営者は変に怖がらず、参加者も遠慮せず粛々と進めるといいでしょう。

 ちなみにミス設置があっても途中で修正して成績を成立させるということもないとは言えません。例えば上位の成績に影響が及ぶ前に修正されれていれば、成立とすることもあり得ます(影響を受けた選手には謝りますよ)。ワールドカップで地図を間違えて渡してしまったため当該選手は一度スタートに戻り、再レースで成績が確定したという例もあります。先に地図を見ているから公正でなくなったんで不成立という話にはなりませんでした。再スタートは選手にも不利になりますからね。もちろん他の選手が提訴することもできますが、彼らも自分の成績がなくなることを考えたら(実際に自分のレースにかかわっているわけでもないので)まあやらないでしょうね。(実際にあったかどうかは知りません)

蛇足ですが、一部の区間を取り去って成績をつけることは明確な競技規則違反です。これをしなければいけない事態は世界選手権でも確実に不成立になります。
posted by べん at 20:29| Comment(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする